豆腐を使ったクリーミーなチョコレートムースをご紹介します。ブレンダーで混ぜるだけなのでとても簡単、豆腐からのタンパク質も取ることができるヘルシーなヴィーガンスイーツです。
ヴィーガンチョコレートムースには色々なレシピがありますが、皆さんのお気に入りは何ですか?
私はずっとアボカドチョコレートムース一筋でした。ローフードの勉強をしていたときに初めてその存在を知ったのですが、白砂糖や乳製品を使わずにこんなに美味しいチョコレートムースが作れるのかと感激し、当時はそれしかレシピを知らなかったこともあってそればかり作っていました。その後色々なヘルシースイーツを作る中で豆腐チョコレートムースの存在を知り、何度か作ってみたことがありました。でもその時は豆腐(大豆)の味が気になって、イマイチだな、と思ったものでした。メープルシロップをたっぷり入れれば食べられるものの、そこまでして食べなくても良いか、とずっと避けていました。でも食生活を変えてから何年も経ち、味覚も変わったのか、今では豆腐を使ったチョコレートムースの方が頻繁に作るくらい好きになりました。私は野菜、果物、豆などをベースにしたヘルシースイーツが好きので、とても美味しいと思うのですが、一般的にはどうなのでしょうかね・・・?
アボカドチョコレートムースと豆腐チョコレートムースの一番の違いは食感ではないかと思います。アボカドはもったりした重厚な食感になのに対し、豆腐チョコレートムースはクリーミーでふわっと柔らかな食感です。
材料
絹ごし豆腐:絹ごし豆腐をしっかり水切りしたものを使用します。アメリカの場合はSoftではなくSilken Tofu、またNon-GMOかオーガニックのものをお勧めします。
完熟バナナ:黒い斑点が出るまで完熟したバナナを使用すると甘味料なしでも十分甘くなります。
Rawカカオパウダー:Raw(非加熱)のカカオパウダーを使うことで、抗酸化作用が期待でき、豊富な栄養をそのまま頂くことができます。ココアパウダーでも代用できます。
バニラエクストラクト:私はラムをベースに使って作った自家製バニラエクストラクトを使用しています。バニラエッセンスでも代用可能です。
メープルシロップ:甘さが足りない場合や豆腐臭さが気になる場合は加えると食べやすくなります(私は加えていません)。
ホリスティック☆コラム
アメリカ産の大豆の9割以上は遺伝子組み換え(GMO)食品です。そのため私は、豆腐などの大豆製品は「Non-GMO(遺伝子組み換えではない)」または「オーガニック」と明記されたものを使うようにしています。
日本であれば国産大豆を使ったものが安心でしょう。日本の大豆の自給率は6%ほどしかありません(2020年)。つまりほぼ輸入で賄っており、そのうち75%がアメリカからなのです。ただし輸入大豆の多くは飼料や製油用に使われるため、食品用に限ると日本の自給率は20%ほどあります。それでも日本人は醤油、味噌、納豆など大豆食品を多く摂るのに、こんなに輸入に頼っているとは驚きです。
作り方
全ての材料をブレンダーに入れて混ぜるだけです。唯一のポイントは、豆腐の水をしっかり切ることです。
①絹ごし豆腐に重しを乗せて水気をしっかり切ります。そうしないと生地がかなり緩い仕上がりになります。またしっかり水を切ることで豆腐(大豆)っぽい味が気にならなくなります。
②すべての材料を高速ブレンダーに入れて攪拌する。
③器に盛って召しあがれ。作り立てが一番クリーミーです。もう少し硬めが好みであれば冷蔵庫でしばらく冷やしてから召しあがると良いです。
豆腐の臭いが気になる?
重しをするなどして事前にしっかり豆腐の水切りをしてください。またはバニラエッセンスを多めに入れたり、メープルシロップで甘みを加えると食べやすくなります。
生地が緩すぎる?
事前にしっかり豆腐の水切りをすることで硬めの仕上がりになります。またブレンダーで混ぜた後に冷蔵庫で数時間冷やすと固まります。
絹ごし豆腐ではないとダメ?
木綿豆腐(アメリカならFirmやSoft)でも作ることはできます。その場合、豆腐の味が強く出るので豆腐の量を少し減らした方が良いかと思います(200g→150gくらい)。またブレンダーも回りにくいので必要に応じて水やミルクなど水分を加えてください(50㎖程度)。
この豆腐チョコレートムースは、
- 豆腐からタンパク質が摂れる
- ヴィーガン
- グルテンフリー
- 白砂糖不使用、甘味料不使用
- ナッツフリー
のヘルシースイーツです。
豆腐チョコレートムース
材料
- 絹ごし豆腐 200g
- 完熟バナナ 大2本(正味250g)
- カカオパウダー 大さじ3~4(30~40g)
- バニラエクストラクト 少々
- メープルシロップ(オプション)
作り方
事前準備
- 絹ごし豆腐に重しを乗せて水気をしっかり切る。※そうしないと仕上がりが緩く(水っぽく)なります。またしっかり水を切ることで豆腐(大豆)の味が気にならなくなります。
ブレンダーで混ぜる
- すべての材料を高速ブレンダーに入れて攪拌する
- 器に盛って召しあがれ