この焼きリンゴのクリスプは、シンプルな材料をボウルひとつで混ぜて焼くだけの簡単でヘルシーなヴィーガンスイーツです。
秋が深まってくると、果物は体を冷やすからと敬遠しがちの方も多いかもしれません。
そんな方にお勧めしたいのが焼きリンゴ。秋冬の定番の果物なので手に入りやすいですし、作るのも簡単。シナモンが利いた焼きリンゴを温かいうちに頂くと気持ちもほっこり温かくなります。
ハワイのファーマーズマーケットでは10月になると一気に果物の種類が激減。夏はマンゴーやドラゴンフルーツなど色鮮やかな果物がたくさんありますが、秋冬(雨季)はパパイヤ、バナナ、パイナップルくらいしか見かけなくなります。でもそれらも夏採れのものほど美味しくはないので、秋以降はリンゴなどアメリカの本土からきた果物をスーパーで買ってしのぐことになります。
今回はplantbasedrd/Apple Crisp Stuffed Baked Applesを参考に作りました。
リンゴを焼くメリット
リンゴは加熱することで、ペクチン(水溶性食物繊維)が増加すると言われています。ペクチンには腸の調子を整える作用があります。
また甘みも増して、しっとりとした食感になり、生で食べるのとはまた違った楽しみ方ができますね。
焼きリンゴのクリスプの材料
リンゴ:焼いたときに形が崩れないもの、丸い形のものが作りやすいです。日本では紅玉が良いようです。アメリカであればFuji、Honey Crisp、Pink Ladyなどがお勧めです。
ロールドオーツ:グルテンフリーをされている方は、こちらのように「グルテンフリー」とパッケージに明記されたものを選んでくださいね。
メープルシロップ:オーガニックでグレードAのものを使用しています。その他の甘味料でも代用可能です。
ナッツバター/シードバター:私は先日作った自家製サンフラワーシードバターを使いました。ピーナッツバター、アーモンドバターなどお好みのもので代用できます(自家製ナッツバターの作り方はこちら)。
粉:クランブルにまとまりを出すために粉を使っています。グルテンフリーでは無ければ小麦粉やスペルト粉、グルテンフリーの方はアーモンド粉、オーツ粉などお好みのものを使ってください。
コーンスターチ/タピオカ粉:リンゴをコーティングしてとろみをつけるため使っています。私はタピオカ粉を使いました。
レモン:
シナモン:ナツメグ、カルダモンなどお好みのスパイスを混ぜても良いかと思います。
焼きリンゴのクリスプの作り方
まずリンゴから作ります。リンゴの2個のうち1個を半分に切り、変色を防ぐために表面にレモンを塗ります。残りの1個のリンゴは小さく刻みます。ボウルにフィリングの材料を混ぜ、刻んだリンゴを加え、まんべんなくコーティングします。クッキングシートを敷いたケーキ型にリンゴを入れます。
同じボウルに、クランブルの材料を入れ、混ぜ合わせます。リンゴの上や周りに散らし、180で予熱したオーブンで30分ほど焼いたら完成です。
この焼きリンゴのクリスプは、
- ナチュラルでシンプルな材料のみ
- ボウル1つで材料を混ぜて焼くだけ
- 白砂糖不使用
- ヴィーガン(乳製品不使用、卵不使用)
- グルテンフリー
の簡単でヘルシーなレシピです。
焼きリンゴのクランブル
材料
1カップ≒240㎖(アメリカの計量カップ)
リンゴ
- リンゴ ・・・2個
- レモンの絞り汁 ・・・大さじ1
- コーンスターチ/タピオカ粉・・・小さじ1
- シナモン ・・・小さじ1/4~
- メープルシロップ(オプション)
クランブル
- ロールドオーツ ・・・大さじ5(30g程度)
- メープルシロップ ・・・大さじ2
- スペルト粉(またはグルテンフリーの粉)・・・大さじ1~2
- くるみ(刻む)・・・大さじ1
- シナモン ・・・小さじ1/2
作り方
リンゴ(1個目)
- リンゴ(1個)を縦半分に切り、芯を取る
- 表面に絞ったレモン汁を塗り、変色を防ぐ
リンゴ(2個目)
- もう1個のリンゴを小さく切る
- ボウルでリンゴ以外の全ての材料(レモンの絞り汁の残り、タピオカ粉/コーンスターチ、シナモン)を混ぜる
- 甘さを加えたい場合はメープルシロップを加える
- ボウルに切ったリンゴを加え、まんべんなくコーティングする
- 半分に切ったリンゴと一緒に、クッキングシートを敷いたケーキ型に入れる
クランブル
- ボウルですべての材料を混ぜる(手を使うと混ぜやすい)
- リンゴの上に散らす
- 180℃で予熱したオーブンで20~30分またはリンゴが柔らかくなるまで焼く(20分の時点で表面が焦げていないか確認しながら焼く)