棗(なつめ)とクコの実を煮出すだけで簡単に作ることができる薬膳茶の作り方をご紹介します。
女性の身体に良いビタミンやミネラルを豊富に含み、ほんのりと優しい甘さで飲みやすく、カフェインフリーなので安心して楽しむことができるお茶です。
クコの実っていまいち使い方が分からなかったりしませんか?
私もオートミールや自家製ココナッツヨーグルトにトッピングしたり、エナジーバーなどに使ったりするものの少し持て余し気味でした。そんな時、鍼灸の先生に、クコの実をコップに5つほど入れてお湯を注いで飲んだら良いとアドバイスをもらったんです。赤い食材は血(けつ)を補う作用があるのだそう。
言われたとおりにやってみたところ、ほんのり甘くて美味しく、何より簡単なのでよく飲むようになりました。特に生理前や生理中などに飲むと心もほっこり温まります。
今回は、ちょうど棗(なつめ)が手に入ったので、クコの実となつめを一緒に煮出してみることにしました。ハワイのコストコでは中華系の食材が増えていて、たまに棗(なつめ)も売っているんです。
棗(なつめ)は様々なビタミン(A、B1、B2)やミネラル(鉄、カルシウム、マグネシウムなど)、タンパク質などを含み、クコの実と同様に血を補う作用があります。貧血、生理不順、更年期対策など女性によくある体調不良への改善効果が期待できます。
材料
棗(なつめ) 4~6個
クコの実(ゴジベリー) 大さじ1~
お水 1リットル
クコの実はあまり入れすぎると、お茶というよりはジュースのような甘さになってしまうので、好みの甘さになるよう調整してください。
作り方
①棗(なつめ)に切り込みを入れる(細かく切っても良いですが、切り込みを入れるだけの方が後で取り出しやすいです)
②すべての材料を鍋に入れ、煮込む
③沸騰したら弱火にし、1~2時間煮出す
煮る時間を短くするには、前日からなつめとクコの実を水につけておくと良いです。
20~30分だとまだ棗(なつめ)が浮いていますが、1時間ほど煮込むと棗(なつめ)もクコの実もしっかり水を吸収して沈んでいきます。
だんだんと色が濃くなっていき、とても美しいルビー色になります。これを見ているだけでも元気になります。ほんのりと甘い香りも漂ってきます。
好みの濃さになったら完成です。
生姜やシナモンを入れてアレンジしても美味しいですよ。
煮出した後の棗(なつめ)とクコの実は食べられます。マッシュしてお茶のなかに入れても良いですし、そのまま食べても良いです。
棗(なつめ)とクコの実の薬膳茶
材料
- 棗(なつめ) 4~6個
- クコの実 大さじ1~
- 水 1リットル
作り方
事前準備(オプション)
- 棗(なつめ)に切り込みを入れる
- 棗(なつめ)、クコの実を水に浸け、一晩置いておく
薬膳茶
- 切り込みを入れた棗(なつめ)、クコの実、水を鍋に入れる
- 沸騰したら弱火にし、1~2時間煮出す
- 好みの濃さになったら完成です