この焼かずに作るグラノーラバーは、しっとりとした食感でありながら、オーツの噛み応えがあり、しっかり満腹感も得られるヘルシーなヴィーガンスナックです。材料を混ぜるだけなので簡単、多めに作ってストックしておくこともできて便利です。

グラノーラバーはヘルシー?
コンビニやスーパーでは、様々なグラノーラバーやプロテインバーが売っていますよね。
手軽なので、朝食やエネルギー補給に食べる方も多いかと思います。
パッケージには、「食物繊維たっぷり」「ビタミン、ミネラル配合」といった文言が躍っているので、ヘルシーなイメージを持ってしまいますが、よくよく原材料を見てみると、かなりの糖質量を含んでいるのです。
アメリカの加工品は、原材料名と使用量も明記されているため、各材料がどれだけ使われているかもはっきり分かります。
ざっくりですが、グラノーラバー1本(40g程度)のうち、7割程度が炭水化物、その炭水化物のうち、3割くらいが砂糖です。つまり、グラノーラバー1本のうち、2割ほどは砂糖でできているということです。
「砂糖不使用(シュガーフリー)」と書かれたグラノーラバーもありますが、それらには人工甘味料が使われているので大差ありません(むしろそれなら白砂糖の方が良いくらいです)。
確かに他のスナック菓子に比べると糖質も少なく、お腹にも溜まりやすいので、‘’ヘルシー”なのかもしれません。
でもせっかく身体に良いものを食べようと思ってグラノーラバーを選んでいるのでしたら、原材料をしっかり見た上で購入することを強くお勧めします。
そしてもっとお勧めなのが自家製グラノーラバーです。余計な添加物や砂糖を取らなくて良い上に、失敗しようがないほど簡単だからです。

グラノーラバーの材料
手作りのグラノーラの一番良いところは、好きなものを好きなだけ入れて、自分好みの味にすることができるところです。
オーツ:ロールドオーツ(またはオールドファッションオーツ)が、しっかりした噛み応えがあるため望ましいです。必要に応じて、グルテンフリーと記載されたものを選んでくださいね。
ナッツ:アーモンド、くるみ、カシューナッツなど、お好きなものをお好きなだけ入れてください。またはミックスナッツを使えばとても簡単にできます。
シード:かぼちゃの種、ヒマワリの種、チアシード、フラックスシード、ヘンプシードなどお好きなものを入れてください。
ドライフルーツ:レーズン、ドライいちじく、クランベリー、ドライパイナップルなど、何でも良いです。
ピーナッツバター:無糖、無塩、オイルや添加物なしのものを使用します。手作りのピーナッツバターでも美味しいです。ピーナッツバターがあることで生地がまとまりやすくなり、たんぱく質、良質な脂質、食物繊維を摂ることができます。
ココナッツオイル:オーガニックのものを使用しています
ヒマラヤ岩塩:質の良いものを使いましょう。自然の塩でしたらどんなものでも構いません。

うまく仕上げるコツ
混グラノーラバーではなく、単なるグラノーラのようにバラバラになってしまわないようにするための、ちょっとしたコツをお伝えします。
1.ナッツを小さくカットする
大きなナッツは刻んだ方が生地全体がまとまりやすくなります。
2.しっかり押し込む
これが意外と大事です。型に入れる際にしっかり押し込むように入れてください。間に隙間があると、切り分ける時に割れやすくなります。食べる時にも崩れてしまい、グラノーラバーと言うより、グラノーラになってしまいます。
3.しっかり寝かせる
切り分ける前にしっかり寝かせておくと、崩れることなく切り分けることができます。また、オイルやナッツバター、メープルシロップがオーツに仕込み込み、味も馴染んで更に美味しくなります。

このグラノーラバーは、
・しっとりとしながらも、噛み応えがある
・ナッツやドライフルーツなどホールフードの栄養を丸ごと摂取
・ボウルで混ぜるだけ、焼かないので酸化しにくい
・冷凍保存が可能
・白砂糖不使用、ナチュラルな甘みだけ
・ヴィーガン(乳製品不使用、卵不使用)
・グルテンフリー
の簡単でヘルシーなレシピです。
他のオートミールを使ったレシピも合わせてどうぞ。

焼かないグラノーラバー
材料
1カップ≒240㎖(アメリカの計量カップ)
DRY
- ロールドオーツ …1カップ
- オーツ粉 …1/2カップ
- ミックスナッツ …1 1/2カップ
- カボチャの種 …1/4カップ
- ドライフルーツ …3/4カップ
- シナモン …小さじ1/2
- ヒマラヤ岩塩 …小さじ1/4
WET
- ピーナッツバター …1/2カップ
- メープルシロップ …大さじ4~
- ココナッツオイル …大さじ4
作り方
- DRYの材料を大きなボウルで混ぜる
- WETの材料を小さなボウルで混ぜる
- WETの材料をDRYの材料へ加え、しっかり混ぜる
- 味見をし、甘味が足りない場合はメープルシロップを足してください
- クッキングシートを敷いた型に押し込むように入れる
- 冷蔵庫で2~3時間または固まるまで冷やす
- 切り分けて召し上がれ
・参考1:(PDF)日本食品標準成分表 2015年版/果実類
・Instagram @chahinez_tbt/Homemade granola barsを参考に手元にある材料で作っています