フードプロセッサーで簡単に作るタヒニのレシピです。ナッツバターの代用として、ピーナッツアレルギーやナッツアレルギーの方も使うことができます。
タヒニはフムスを作る時の必須の材料ですが、それ以外にもドレッシングやスイーツなどとても幅広く使うことができます。
タヒニとは
タヒニはゴマをペースト状にしたもので、中東や地中海地方でよく使われる調味料です。
練りゴマとの違いは、練りゴマは炒ったゴマを使うのに対し、タヒニは本来は生のゴマを使うようです。市販品ではローストした皮なしのゴマを使ったものをよく見かけます。
今回はローストした皮なしのゴマを使用します。
タヒニの材料
好みによって、ゴマだけでシンプルに作ることもできますし、オイルを加えることでクリーミーな食感にすることもできます。
白ゴマ(皮なし):どんなゴマで作ることもできますが、皮なしの白ゴマが食べやすく作りやすいためお勧めです。下の写真の左側が皮なし、右側が皮付きです。皮付きは栄養価が高いのですが、作るのにも非常に時間がかかることと、皮の苦みが残るためスイーツ作りなどの材料として使う場合はあまりお勧めしません。量は150g~250gくらいが作りやすいです。
オイル:クリーミーな食感にするために必要に応じて加えます。アボカドオイルやグレープシードオイルなど香りがきつくないオイルがお勧めです。私は試していませんがオリーブオイルで作る方もいるようです。ゴマ油はタヒニの香りがゴマ油の香りに負けてしまうため使わない方が良いです。
タヒニの作り方
フライパンでゴマを乾煎りします。温めて油を分離しやすくするためです。ゴマが温まり、良い香りがするまで中火で炒ります(3分~5分ほど)。焦がさないように気を付けてください。お皿に広げて人肌まで冷まします。冷まし過ぎないようにしてください。
ゴマが人肌程度に冷めたらフードプロセッサーで混ぜていきます。この際、ゴマがまだ種が温かい状態でフードプロセッサーで攪拌した方が油が分離しやすく、時間を短縮することができます。
5~10分ほど時間がかかります。フードプロセッサーを休ませながら気長に回し続けましょう。
フードプロセッサーを回すと以下の写真のような流れでバター状になります。
①ゴマだけをフードプロセッサーに入れて混ぜます。最初は1/3~1/2くらいの量だけ攪拌するとバター状になりやすいです。しばらく混ぜ始めるとまずそぼろ状になります。
②油が分離してきます。
③フードプロセッサーをたまに止め、側面に飛び散った粉をこそげ取り再度混ぜる、というのを何度か繰り返しながら続けます。この際、フードプロセッサーが熱くなりすぎないよう気を付けましょう。たまに休ませながら回していきます。油が出てきて段々とバター状にまとまってきます。たまにフードプロセッサーを止め、何度か塊をほぐしたりしながら回し続けます。
④必要に応じてオイルを加え、好みのテクスチャになったら完成です。
よくある質問(Q&A)
高速ブレンダー(Vitamix)でも作ることができる?:はい、高速ブレンダーでも作ることができます。ただその場合はかなり大量のゴマを一度に攪拌しないといけないのと、オイルも余分に必要になります。一度ペースト状にしたゴマは酸化していくため、個人的には少量でも作れるフードプロセッサーがお勧めです。
タヒニの作り方
材料
- ごま(皮なし) 200g
- アボカドオイル(香りがきつくないもの) 大さじ1~
作り方
- ゴマをフライパンに重ならないように広げ、中火で5分ほど乾煎りする(焦がさないように気を付ける)
- ゴマをお皿に広げ、人肌程度に冷ます(冷まし過ぎないようにする)
- ゴマをフードプロセッサーに入れ、攪拌する
- 時々フードプロセッサーを休ませながら、クリーミーになるまで5~10分程度混ぜる
- 最初は粉状になり、塊になり、ペースト状になります(ブログ内の写真参照)
- ゴマがペースト状になってきたらオイルを加え、好みの硬さになるまで混ぜる