この自家製サンフラワーバター(ひまわりの種のバター)は、ひまわりの種だけで作るナチュラルなシードバターです。ナッツバターの代用として、ピーナッツアレルギーやナッツアレルギーの方も使うことができます。
サンフラワーシードバターとは、ひまわりの種をペースト状にしたものです。
アメリカのヘルスコンシャスな人の間では、ピーナッツバターやアーモンドバターといったナッツバターと並んで、サンフラワーシードバターやパンプキンシードバターといったシードバター(種のバター)も人気があります。
ひまわりの種はホールフーズが発表した2022年の食トレンドトップ10にもランクインしていたので、これから益々注目されるのではないかと思います。
市販のサンフラワーシードバターは、砂糖や油が添加されているものが多いですが、手作りならひまわりの種だけでシンプルに作ることができます。もちろん、ココナッツシュガーなどを加えて好みの味や食感にすることもできます。
それから市販のサンフラワーシードバターはピーナッツバターに比べるとかなりお高め。でも原材料のひまわりの種の価格はピーナッツとたいして変わらないので、手作りすればかなりコストダウンできます。
そして使いたい量だけ作ることができるのも良いところ。全ての食材に関して言えることですが、ブレンダーでペースト状にした時点でどうしても酸化してしまいますからね。
私は量り売りのお店で生のひまわりの種を買ってきて、フードプロセッサーでペースト状にし、それを空き瓶に詰めて保存しています。一切ゴミが出なくてサスティナブルなところも気に入っています。
サンフラワーシードバターの材料
ローストしたひまわりの種だけでシンプルに作ることもできますし、甘みなどを加えてもOKです。私はスイーツ作りに使うことが多いため、味付けはしませんが、パンなどに付けてそのまま食べる場合は、ひまわりの種だけだと少し苦みが残るので、甘みなどを加えても良いかと思います。
ひまわりの種:生でもローストしたものでも良いです。ただ、ローストされた市販品は塩が添加されているものが多いため、個人的には生のひまわりの種がお勧めです。生のひまわりをオーブンでローストすると油が出てくるので、フードプロセッサーで攪拌した時に早く仕上がりますし、ローストすることで香ばしくなります。フードプロセッサーの大きさにもよりますが、量は200g~300gくらいが作りやすいです。多くの量を一気に作ろうとすると、なかなか油が分離せず非常に時間がかかり、フードプロセッサーに負荷がかかります。
オプション:ココナッツシュガー、自然の塩、オイル(アボカドオイルなど、香りがきつくないオイルがお勧めです)
サンフラワーシードバターの作り方
生のひまわりの種を使う場合は180℃のオーブンで15~20分ほどローストします。
オーブンから出して、ひまわりの種が人肌程度に冷めたらフードプロセッサーで混ぜていきます。この際、冷まし過ぎない方が良いです。まだ種が温かい状態でフードプロセッサーで攪拌した方が、油が分離しやすく、早く作ることができます。
すでにローストされたものを買ってきて使う場合も、作る前に少し温めた方が攪拌しやすいです。
ひまわりの種が人肌程度に冷めたらフードプロセッサーで攪拌していきます。
10~15分ほど時間がかかりますが、イライラせずペースト状になるまで気長にフードプロセッサーを回し続けましょう。
まず、フードプロセッサーで混ぜ始めるとすぐに粉状になります。
そのまましばらく混ぜ始めるとそぼろ状になってきます。しばらくこの状態が続くので、本当にペースト状になるのだろうかと不安になるかもしれませんが、大丈夫です。
フードプロセッサーをたまに止め、側面に飛び散った粉をこそげ取り、再度混ぜる、というのを続けます。フードプロセッサーが熱くなりすぎないよう気を付け、たまに休ませながら回していきます。
ずっと油が分離しない場合は、量が多すぎるのかもしれません。ひまわりの種を少し取り出して攪拌し、油が分離してきたら取り出した分を加え混ぜるとうまくいく場合があります。
油が出てきて段々とバター状にまとまってきます。たまにフードプロセッサーを止め、何度か塊をほぐしたりしながら回し続けます。ここまで来たらあと一息です。
塊がなくなり、突然フードプロセッサーがスムーズに回るようになります。
甘みや滑らかさを加えたい場合は、お好みでココナッツシュガーやオイルを加えてしっかり混ぜてください。
好みの滑らかさになるまで混ぜたら完成です。お疲れさまでした!
よくある質問(Q&A)
高速ブレンダー(Vitamix)でも作ることができる?:高速ブレンダーでも作ることができます。ただその場合は750g~1㎏など一度に大量のひまわりの種を攪拌しないとうまくペースト状になりません。一度ペースト状にしたひまわりの種は酸化していきますので、個人的には少量で作ることができるフードプロセッサーの方がお勧めです。
どのくらい冷蔵保存できる?:冷蔵庫で2~3週間程度持ちます。
冷凍できる?:冷凍保存できます。使いたいときに解凍すれば問題なく使うことができます。
アレンジ
ひまわりの種以外のシードやナッツを使って、様々なシードバターやナッツバターを作ることができます。
シードバター
・パンプキンシードバター:かぼちゃの種をペースト状にしたもの
・タヒニ:胡麻をペースト状にしたもの
ナッツバター
・アーモンドバター:アーモンドをペースト状にしたもの
・ピーナッツバター:ピーナッツをペースト状にしたもの
・カシューバター:カシューナッツをペースト状にしたもの
・ヘーゼルナッツバター:ヘーゼルナッツをペースト状にしたもの
・ピスタチオバター:ピスタチオをペースト状にしたもの
こちらも合わせてどうぞ
自家製サンフラワーシードバターの作り方
材料
サンフラワーシードバター
- ひまわりの種 ・・・250g
–
オプション
- ココナッツシュガー ・・・大さじ2~
- 塩 ・・・小さじ1/4~
- アボカドオイル(または匂いがきつくないオイル)・・・少々
作り方
- 生のひまわりの種を使う場合:ひまわりの種を天板にできるだけ重ならないように広げる。180℃のオーブンで15~20分、または軽く色付くまで焼く。またはフライパンで5分ほど乾煎りする。
- ひまわりの種が人肌程度に冷めたらフードプロセッサーに入れ、混ぜる。
- 最初は粉状になり、塊になり、ペースト状になります(ブログ内の写真参照)
- 時々フードプロセッサーを休ませながら、クリーミーになるまで5~10分程度混ぜる