このドラゴンフルーツスムージーボウルは、シンプルな材料だけでつくる、簡単で栄養たっぷりのスムージーです。
アサイーを超えるともいわれるほど栄養価が高く、注目の果物であるドラゴンフルーツ(別名:ピタヤ)。
ハワイではアサイーボウルの専門店ででも、ピタヤボウルも置いているお店を多く見かけます。
いくつかのお店でピタヤボウルを食べてみたのですが、どのお店のピタヤボウルもアサイーボウルに比べると少し水っぽいなと感じていました。個人的にはねっとり濃厚なスムージーボウルが好きなのでちょっと物足りない感じ。
でも自分で作ってみて分かったのが、ドラゴンフルーツが水分が多い果物なので、アサイーボウルと同じような材料で作ると水っぽくなってしまうようです。そのためこのレシピではバナナを少し多めに入れることで重い食感にするようにしています。
今ではお店で食べるピタヤボウルより、甘さや食感を調整できる自分で作るものの方が気に入っていいます。
ハワイで食べるドラゴンフルーツがお勧めなワケ
ドラゴンフルーツ(ピタヤ)はハワイに来たらぜひ食べて欲しい果物のひとつです。
なぜかというとドラゴンフルーツは追熟しない(収穫後、放置しておいても甘くならない)果物のため、まだ青いうちに収穫して輸入されたものはあまり糖度が高くありません。でもハワイのように産地が近くにある場合、ある程度熟れてから収穫されるので輸入物より甘いからです。アメリカでは商用でドラゴンフルーツを育てているのはハワイ、カリフォルニア、フロリダくらいしかないそうなので、産地であるハワイでドラゴンフルーツを見かけたらぜひ一度お試しを。
私自身、ドラゴンフルーツは淡泊であまり美味くないというイメージだったのですが、ハワイに来てからすっかり虜になってしまいました。
ハワイにおけるドラゴンフルーツの旬は初夏~夏です。6月頃から出始めて10月頭まで見かけますが、7月~8月頃のものがよく熟して鮮度も良く美味しいです。ファーマーズマーケット、ホールフーズ、一般のスーパーマーケットなどで買うことができます。
ドラゴンフルーツには果肉が白色、赤紫、黄色のものなどがありますが、ハワイのお店で一般的に売られているものは白か赤紫のものです。両者を外見で判断する場合、細長い形のものの果肉は白、丸い形の果肉は赤紫という傾向があります。でも念のためお店の方に確認した方が良いです。
値段は1パウンド(453g)あたり2.5ドル~6ドルです。買う時期や場所にもより結構値段に差があります。
ドラゴンフルーツの栄養
ドラゴンフルーツ(100g)に含まれる主な栄養素は以下の通りです。
- 水分 85.7g
- タンパク質 1.4g
- 炭水化物 11.8 g
- 食物繊維 1.9 g
- カリウム 350 mg
- マグネシウム 41 mg
- ビタミンC 7 mg
- ビタミンE 0.5 mg
スーパーフルーツと言われるほど豊富な栄養を含むドラゴンフルーツですが、その中でも女性に嬉しい以下の3つの栄養についてご紹介します。
抗酸化物質
ドラゴンフルーツは、抗酸化物質であるベタシアニン、アントシアニンに加え、ビタミンCも含みます。抗酸化物質を含む食材を摂取することで、活性酸素の発生を抑え、細胞の損傷や炎症を防ぐ効果が期待できます。
腸内環境を整える
ドラゴンフルーツにはプレバイオティクスが含まれるため、腸内環境に良い効果があると考えられます。プレバイオティクスとは、善玉菌の栄養源になり、善玉菌を増やす働きをする食品成分のことで、オリゴ糖や食物繊維の一部などに含まれます。
マグネシウム
ドラゴンフルーツに含まれるマグネシウム量は、果物(生食)の中ではトップクラスです。100gで成人女性(30~64歳)が1日に必要な摂取量の約14%を取ることができます。
マグネシウムは必須ミネラルの1つで、骨の形成、筋肉の収縮や緩和の調整、血圧を適度に調整したりする作用があります。
ドラゴンフルーツスムージーボウルの材料
果物だけのシンプルな材料だけで作ります。
こういうシンプルなレシピの場合、何で甘み付けするかということと、食感によって好みが分かれるのではないかと思います。私はできるだけ自然の甘みを使うこと、水っぽい感じより濃厚な食感のものが好みです。
そのためこのレシピではバナナのみで甘み付けをしています。またドラゴンフルーツは水分を多く含むため、水っぽい仕上がりになりがちです。そこで濃厚な食感にするために、バナナを使い、生ではなく事前に冷凍しておいた果物を使っています。
ドラゴンフルーツ:一口サイズに切って冷凍しておいたものを使用します。
バナナ:黒いスポットが出た完熟バナナを一口サイズに切って冷凍しておいたものを使用します。色々なレシピを試してみましたが、バナナは必須アイテムのように思います。まずドラゴンフルーツ自体にはそれほど甘みがないので甘みを加えたいということと、ドラゴンフルーツは水分を多く含むため、バナナのような水分が少めの果物と合わせる方が濃厚な食感にすることができるからです。
パイナップル:一口サイズに切って冷凍しておいたものを使用します。パイナップルを加えることで、一気に南国っぽい雰囲気の味になります。
トッピング:果物、ナッツ、ドライフルーツ、スーパーフード
作り方
ドラゴンフルーツ、バナナ、パイナップルをそれぞれ一口大に切って冷凍しておきます。
全ての材料を高速ブレンダーまたはフードプロセッサーで混ぜます。混ぜすぎると水っぽくなるので気を付けながら混ぜてください。
このドラゴンフルーツスムージーボウルは
- 10分でできる
- プラントベースのシンプルな材料だけ
- 果物のナチュラルな甘みだけ、白砂糖不使用、甘味料不使用
- ヴィーガン(乳製品不使用、卵不使用)
- オイルフリー(油不使用)
- グルテンフリー
の簡単でヘルシーなレシピです。
ドラゴンフルーツスムージーボウル
材料
スムージーボウル
- ドラゴンフルーツ ・・・中1個(正味200g)
- 完熟バナナ ・・・中2本
- パイナップル ・・・数切れ
トッピング
- ドラゴンフルーツ
- バナナ
- ナッツ、シード
作り方
事前準備
- それぞれの果物を一口サイズに切る
- 重ならないように並べて冷凍する
スムージーボウル
- 冷凍しておいた全ての材料を高速ブレンダーで滑らかになるまで混ぜる
- 好みのトッピングをする