毎日、快適な朝を迎えていますか?
以前の私は、超夜型人間で、夜遅くまで仕事して、友人たちと飲んで帰ってきて、家に帰ってくるのは寝るためだけ。深夜1時や2時に寝て、朝はだるい身体をたたき起こし、バタバタと出勤する、という感じでした。
朝はいつも時間に追われていたので、心にも余裕がなくてイライラしていたように思います。
そして週末になると、睡眠負債を挽回するべく、12時間寝溜めする、というような生活をしていました。
遺伝的に夜型というのもあるようなので、自分は夜型人間だとずっと思っていましたが、今では、夜22時半~23時には眠くなって寝てしまいます。
というのも、朝の習慣を大きく変えたからです。
朝の過ごし方が変わると、その日1日の体調や、睡眠にまで大きく影響することを痛感し、今ではやめられない習慣になりました。
毎日を快適に過ごすために、どんな小さなことでも良いので、朝の習慣を作ってみるのは如何でしょうか。
快適な朝を過ごすためのヒント
1.目覚ましは1つだけにする
目覚ましを2個も3個も掛けないと起きられない、のではなく、2個も3個も掛けるから起きられないのです。
何個も設定するということは、「1つ目や2つ目では起きない」と決めているようなものです。
スヌーズも同じです。音を消しては鳴り、消しては鳴り、、、を繰り返している5分、10分の間は、決して良い睡眠が取れるわけではありません。それより1回目で起きて、その間にできることをやる方がずっと快適な朝になると思いませんか。
「1つの目覚ましで、アラームが鳴ったら起きる」と決めること。
私も以前は目覚ましが3つはないと起きられず、3つ目が鳴ってもまだ2つ目だと勘違いして寝坊してしまう、というようなことがよくありましたが、1つにしたら1度で起きられるようになりました。
2.ベッドの中で伸びをする
アラームとともにいきなり飛び起きるのではなく、身体をぐ~っと大きく伸ばしましょう。
寝ている間に縮こまった筋肉を伸ばし、圧迫されていた血管が解放され、血流が良くなります。
血流が良くなることで、酸素が全身に行き渡り、頭が覚醒し、エネルギーがみなぎってきます。
ペットを飼っている方ならご存知だと思いますが、犬や猫は眠りから覚めると、ぐ~っと身体を伸ばすんです。血流を上げることで、すぐに動ける体勢にするためだそうです。
3.深呼吸する
深呼吸(またはあくび)をすることで、体内に酸素がしっかり取り込まれ、頭が覚醒します。
ベッドの中で伸びをしながら、「4秒吸って8秒で吐く」のを3回ほどやるだけでも目が覚めてきます。
4.ベッドメイキングをする
綺麗なベッドの方が気持ちが良いのはもちろんのこと、ベッドメイキングをするとほどよく身体を動かすことにもなり、スッキリ目覚めることができます。
5.ヨガ/ストレッチをする
身体を伸ばし、ゆっくりと深い呼吸をすることで血流が良くなります。
朝からそんなの面倒だなあと思うかもしれませんが、ほんの数分やるだけでも身体だけではなく、気分もスッキリします。
というのも、ヨガ/ストレッチは、ただ身体を柔軟にするだけではなく、「今日はここが硬いな」「今日は身体が重いな」など自分の身体のちょっとした変化にも気が付くことができ、自分の心と向き合うことができるからです。
時間がなかったり、どうしてもやる気がしない場合は、ラジオ体操をしています。真面目にやると結構キツイんです。笑
6.グラス1杯の白湯を飲む
寝ている間に奪われた水分を補います。
また、お腹に水が入ってくることで、胃腸を起こすことができます。
ただ、毎朝白湯を作るのは時間が掛かるため、私は前日の夜に作っておき、翌朝温めて飲んでいます。温かいうちに、魔法瓶などに入れておいても良いかもしれません。
7.朝日を浴びる
朝日を浴びることで私たちの体内時計はリセットされます。
また、朝日を浴びてから16時間後に「睡眠ホルモン」が分泌されるため、質の良い睡眠を確保するためにも非常に大切なことです。
8.ウォーキングをする
犬を飼っているからということもありますが、ウォーキングは、しっかりと朝日を浴びて体内時計をリセットし、身体を動かすことで血流を上げるためにも欠かさずにやっている習慣です。
ウォーキングを始めた頃は、面倒でやらない日もあったのですが、そんな日は、逆にだるく感じたり、明らかに寝つきが悪くなるため、今ではやめられない習慣になりました。
9.起床後40分はスマホを見ない
起床直後の40分ほどは、まだ脳が覚醒していないため、情報が潜在意識に入り込みやすいと言われています。
この時間帯に、予期していなかった情報を目にしたりしないよう、最低でも40分はスマホは見ないようにしています。特にSNSは起床後2時間は見ません。
10.モーニングノートを付ける
朝、とにかく思いつくままに、頭をよぎった考えを書き出していきます。
今日何をするかといったことから、どんな夢を見たかなどたわいもないことまで、改めて書き出すことで、こんなことを考えているのか、こんなことで不安を抱えているのか、といったことを客観的に把握することができます。
ポイントは善し悪しをジャッジしないことです。
ただただ、思ったことを書き出すだけなのですが、頭がとても整理されます。
11.ナチュラルなものを食べる
菓子パンなど、添加物や白砂糖をたっぷり含むものは、血糖値を急上昇させるため、数時間後には低血糖になり、やる気がなくなったり、空腹を感じたりしてしまいます。
朝、食欲がないのに無理して食べる必要はありません。
ただ、起床後、最初に食べる食事は、身体が最も吸収するためとても大切です。
朝食をとる場合は、野菜や果物など、ナチュラルなものを食べましょう。
12.十分な睡眠を取る
ここで言う十分な睡眠というのは、量(時間)と質(深さ)の両方を満たしたものです。
良い睡眠が身体やマインドに与える影響は計り知れません。
良い睡眠を取ることができれば、良い朝を迎えられますし、良い朝を過ごすことができれば、良い睡眠に繋がるため、朝の過ごし方と睡眠は非常に密接に関連しており、切っても切り離せません。
また、どちらかが改善していくことで、相乗効果でどちらも改善していきます。
習慣化のコツ
私も今はこれら全てをほぼ毎日やっていますが、今の形になるまで何年もかかっていますし、やってみたけど続かなかったことなども多々あります。
そこで言えることは、
1.まず1つやってみる
やってみなければ、自分に合うかどうかは分からないので、「できるのか」「続くのか」ということをやる前から考える必要はありません。
2.少しだけやる
いきなり「毎日ヨガを15分やるぞ!」と意気込むのではなく、まずは1分だけ、1週間やってみる。翌週は2分だけやってみる。こうすることで、3~4ヶ月後には15分毎日できるようになります。
私たちの脳(潜在意識)は変化を嫌う習性があるため、急に新しいことを始めると抵抗をします。なので、最初から飛ばすと、最初は気合で続けることができても、いつの間にかやらなくなってしまうのです。
分からないくらいの小さな変化を少しずつ重ねて、脳をだましだましやっていくことが、習慣化のポイントです。
3.やりたくないことはやめる
身体に良いからといって無理しても、それが負担になってしまうようだと逆効果です。
自分に合わないと思ったものは潔くやめてしまいましょう。
まとめ
今の私にとって、これらを続けていると非常に体調が良いのでやっていますが、自分の身体の変化に伴ってやることも変わっていく可能性もありますし、微調整しながら続けています。
快適な朝にするために、これをやらないといけないというルールはありませんので、ご自身が快適に過ごせるための小さな習慣を1つずつ見つけて、やってみるのは如何でしょうか。
数年後には朝の過ごし方が劇的に変わっているかもしれません。