この記事では、できるだけ意志力に頼らず、身体の仕組みを利用しながら「起きやすい状態」を作ることで起きる方法を3つご紹介しています。
私は朝がすごく苦手だったので、苦痛なく目覚めるためにはどうしたら良いのだろう、と色々と試行錯誤してきました。
でも、どんなに朝が苦手でも、用事があれば起きるので、極論を言うと、「起きる!」と決めて意志力で起きるのが一番なのかもしれません。
ただ毎朝、意志力に頼って起きるのも大変ですよね。
そこで身体の仕組みをうまく利用しながら、無理なく起きる方法をご紹介します。
この記事はこんな方へお勧めです。
・2度寝3度寝は当たり前
・頑張って起きた後も頭がずっとぼーっとしている
・1回の目覚ましで起きられるようになりたい
スッキリ起きるための3つのコツ
どんなに眠い朝でも、顔を洗えばある程度は目が覚めると思います。
同様に、身体の仕組みを利用すれば、どんなに朝が弱い方でも、ある程度「良い目覚めの状態」を作ることができるのです。
寝ている状態から起きる状態になるには、休眠モードの身体を活動モードに切り替える必要があります。
それを自然に切り替わるのを待つのではなく、意識的に「起きている時の身体と同じ状態」へもっていくことで、目覚めやすくするのです。
ただ、急激に身体を叩き起こすのは厳禁です。
緩やかに、でも意識的にやることがポイントです。
1.目を開ける
まずは一番簡単な方法です。
目覚ましが何回鳴っても、止めては寝る、ということを繰り返してしまう方は、とりあえず目だけ開けましょう。
起き上がろうと頑張らなくて良いので、とりあえず目だけパチッ!と見開きます。
楽しいから笑顔になるのではなく、笑顔を作るだけで脳が楽しい気分になるということを聞いたことがあるかと思います。身体的な動きが脳に影響を及ぼすのです。
その身体の仕組みを利用して、起きている時と同じように、目を開け続ければ良いのです。
目を開けながら眠ることはできないので、閉じそうになっても開ける、を繰り返していると脳が起きている状態だと認識してくれます。
2.血流を上げる
眠りから覚める時、なぜ辛く感じるかというと、睡眠中(特に起床直前の時間帯)は、血圧が下がり、血流も悪く、体温も最も低い状態になっているからです。
日中でも、凍えるような寒い日に外にいたら、血流も悪くなり、体温も下がり、身体が動きにくくなっていきますよね。でも暖房がしっかり効いた部屋に入ると、一気に血流が上がって身体が軽く感じると思います。
それと同様に、寝起きは血流が悪く、身体は休眠モードなので、血流を意識的に上げることで、身体を活動モードに切り替えることができるのです。
血流を上げるためにできること
・手首、足首を回す
・伸びをする
3.酸素を取り入れる
先ほど記載した通り、起床直前の時間帯は血流が悪いため、酸素も身体に十分めぐっていません。
山登りをしたり、走った後などに酸欠になっている状態をイメージすると分かりやすいかと思います。寝起きは軽い酸欠状態のため、意識的に酸素を身体に入れてあげることで、目覚めを良くすることができます。
また、酸素を体中に運ぶのは血液なので、血流を上げることで身体中に酸素を巡らせることができます。
酸素を取り入れるためにできること
・深呼吸をする
・伸びをして血流を上げる
考えてみよう
どれほどの時間を無駄にしているか
起きられない、とベッドでうだうだしている時間のことを考えてみましょう。
仮に毎日10分だとしたら、1ヶ月で300分、1年で3,650分(61時間)です。
女性の平均寿命の87歳まで生きるとして、約5,300時間。
人生の1/3は睡眠に使うので、87年のうち起きて活動しているのは58年分。
そのうちの、221日(7か月以上)を、ただベットで「起きたくない~」と思うことに費やしていることになります。
もったいないと思いませんか。
自分との約束を守ろう
朝何時に起きるというのは、その日一番最初の「自分との約束」です。
それを守らないと、1日が何となく締まりのないまま始まってしまい、時間にも追われて気持ちの余裕もなくなってしまいます。
自分とのほんの小さな約束を守ることで、快適な一日をスタートさせることができるのです。
早く寝よう
お布団の中でうだうだしている朝の時間は、気持ち良いかもしれませんが、決して良質な睡眠を摂れているわけではありません。
もしあと10分寝たいと思うのであれば、10分早く寝る工夫をして、より良い睡眠を手に入れましょう。
まとめ
これならできそうだと思うものがあれば1つでもやってみて頂けると嬉しいです。
モーニングルーティーンとして習慣化してしまうと、ついバタバタと過ごしてしまう朝の時間が、とても快適になります。
ただ、この記事で掲載したことは、あくまで対処法です。
本当に目覚めの良い朝を迎えるためには、こういった対処法と合わせて、睡眠、食事、運動などライフスタイル全般を根本的に見直すことも必要です。
もし色々やってみたけど起きられない、という方はお気軽にご相談くださいね。